早稲田アカデミー社内報、高校受験部の樋坂上席、中学受験部の榎主任

算数・数学、英語、理科、社会。一から学ばなければいけない科目に押され、「日本語だし、ある程度できるでしょ」と後回しにされがちの国語。そんな「国語」という科目の真髄を、国語科を支える高校受験部の樋坂上席、中学受験部の榎主任に伺った。

ーー国語の力は、特に最難関大学の入試などで大きな差を生む部分だと感じるんですが、国語科の先生方は、国語という科目をどう捉え、どう教えられてるんでしょうか

樋坂上席「日本語力ではなく、塾での『国語』という教科で言いますと、高校入試では3教科の中で、国語がかなり苦手だけれど、英語と数学はできる生徒が、最後の一ふんばりが足りないのか、予想外に落としてしまうことが意外とよくあるんです。ベースの学力を担っているのは間違いないと思いますね」

ーー日本語力と、塾での国語という教科を分けてお話された意図は?

樋坂上席「塾での学習は日本語教育というより、『国語』という科目の学習です。一方、英語教育が最先端というなか、それと並列な位置に日本語があるのではありません。私は日本語が第一言語です。物ごとを考えたり認識したりするフレームは第一言語なんですよね。私の父は大人になってからロシア語を勉強して、ロシア語が話せ、ビジネスでも苦労をしないレベルでした。でも、第二言語はツールなんです。全ての考えのベースとなるのが第一言語として学習した言葉であり、その力が核にある。そこに加えて、塾で入試のために身に付けるべきスキルとしての部分もある。その両輪をうまく育てるのが国語科の役割なんだと思います」

榎主任「持論ですが『国語は沈黙の臓器』のようなものと考えています。悪くなり始めても気がつかず、何らかの症状が気になったときには、かなり悪化している、改善には時間がかかる。だからこそ、付け焼き刃的な指導ではなく、継続的な指導が重要です」

ーー英語より日本語を知っているということではなく、『国語』として全ての学びの土台を作るのが国語科の役割なんですね。ただ、生徒それぞれが読書量や背景知識が違うなかで、特に低学年の生徒たちへ教えるというのは難しそうですね

榎主任「自分の考えを自分の言葉で発する機会をたくさんあげるようにしています。拙い表現で構わないから、思考を言語化するトレーニングが必要です。よく、子どもが何かを言おうと考えているときに、その機会を奪ってしまう親御さんを見かけます。表現力を養う良い機会なのにもったいないです」

ーー小学生への具体的な教育アプローチというのはどのように行うんでしょうか

榎主任「『国語は苦手』『論説文は難しい』といった心の障壁を取り除くことから始めます。『国語は普段の生活すべてが勉強』『説明的文章はわかりやすい、使われている言葉がちょっと難しいだけ』『文学的文章は楽しい、答えに使う言葉をちょっと自分で考えてみて』などと前置きして、文種ごとの解法を伝えます。例えば、物語文の心情把握は個々の人生経験によって理解度が異なるため、場面展開や登場人物の言動や反応などを分析して解答を導くことをしていきます」

ーー聞けば聞くほど奥深い国語の世界、どうしても後回しにされがちな印象のある科目ですが、若手の先生たちに今以上に胸を張って指導して頂くためにメッセージをいただけますか?

樋坂上席「国語科の研修などでよく話すのは『英語や数学は、国語から見れば教えやすいよ』と。現在完了形を教えるとしたら明確ですよね。こういう場合はこうしますと書いてある。国語は、書いてないですし、単元性も薄い。何を教えてるんだっけと自信が持てなくなることもある。明確な方法論を確立するのが難しい。さらに榎主任のお話にあるように、生徒側の受け止め方も千差万別。その溝を埋める説明能力というか、教授法のようなものは、様々な場面で役に立つスキルだと思うんです」

準備中は穏やかな空気だった樋坂上席と榎主任、お二人の取材。しかし、いざ取材が始まると、お二人のスイッチが切り替わるのを感じ、取材中も「ボケたりしたらどうしよう、大変なことになるかもしれない」とドギマギしてしまいました。とてもお優しい方々なのですが、一つ一つの所作にプロとしてのこだわりを感じ、下手な仕事はできないと背筋が伸びるのです。

塾業界は、なんとなく男性社会のイメージが強いかもしれませんが、早稲アカでは女性社員もたくさん活躍され、とても大切な役割を担われています。その理由が、お二人の取材で少し分かった気がします。社員としての働き方をお考えの女性スタッフの方々、早稲アカには頼れる女性社員がたくさんいます!ぜひ、社員登用試験を、ご活用くださいませ!!

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