2025.09.22
塾講師が語る!夏期合宿の魅力とやりがい
こんにちは! 早稲田アカデミー大宮校の諏訪智也と申します。
今回は早稲田アカデミーの代表的なイベントの一つである「夏期合宿」についてご紹介いたします。私自身も、今年度実施された夏期合宿に小学5年生のスタッフとして参加してまいりました。夏期合宿がどのようなものなのか、感想も交えながらご紹介させていただきます。
経歴、現在の仕事内容について
2023年に新卒で入社し、現在は早稲田アカデミー大宮校の教務主任(教務部門の責任者)を務めています。小学生の算数・国語・理科の授業を担当しながら、中学受験部門の統括・問い合わせ対応・イベント運営など校舎全体に関わる様々な業務を担当しています。また、日曜日には、受験学年対象の特別コースの1つである「NN志望校別コース」の理科担当として、麻布中学校を第一志望とするお子様の指導を行っています。そして、本社の中学受験部理科スタッフとして、全校舎で使用する教材の作成と校正にも携わっています。
入社して今年で3年目になりますが、責任ある仕事をたくさん任せていただき、身の引き締まる思いがします。やる気と実力さえ伴えば、年齢・経験年数に関係なく活躍の場が広がっていく。これが当社の魅力の一つだと思います。
合宿のスケジュールについて
早稲田アカデミーの夏期合宿は3泊4日です。お住まいのエリアごとに分かれてバスに乗り込み、いざ志賀高原へ。ホテルに到着すると、開講式。夏期合宿で一緒に頑張る仲間・先生と顔合わせをするとともに、本気でやり抜く決意を固めます。小学5年生の夏期合宿は、勉強、勉強、そして、勉強。これぞ「勉強合宿」とも言うべきスケジュールで、学力をとことん鍛え抜きます。授業は1コマ110分。4日間で合計11コマ(20時間10分!)の授業があります。夏期合宿の1日はラジオ体操から始まります。高原の爽やかな空気をたっぷり吸いながら思い切り体を動かします。食事・入浴・睡眠はいずれも仲間と一緒。普段はできない経験だけに、絆が強まることは間違いありません。3日目には夏期合宿の目玉のイベントである「コンテスト授業」と「キャンプファイヤー」があります。コンテスト授業は、要するに模擬試験です。それまでに培った力を総動員して、ライバルと得点を競い合います。キャンプファイヤーは感動に次ぐ感動。頑張り抜いた最後に見る花火は、一生の思い出になります。最終日は、閉講式で自分の頑張りを振り返り、昼ごろには志賀高原を出発して帰路へ。こうして夏期合宿の3泊4日は幕を閉じます。
大変だったこと
夏期合宿で何より大変なのは、24時間お子様をお預かりしているという責任があることです。「夏期合宿スタッフ心得」という、合宿に関わる全職員が常に念頭におく5つの項目が定められているのですが、その1つ目は、「生徒一人ひとりの安全確保と健康管理が何より最優先と心得よ。」です。
夏期合宿のスタッフが果たすべき使命は、夏期合宿にご参加いただいた生徒全員に何事もなくお帰りいただくことです。常に生徒の表情・体調・行動に目を配り、少しでも違和感があればすぐに対応するため、業務中は気を抜いて良い瞬間などありません。ただし、これはやりがいと表裏一体で、真剣に生徒と向き合うからこそ、夏期合宿が無事に終わったときには生徒との距離がグッと近づき、同時に大きな充実感を味わうことができるのだと思います。
楽しかったこと
ひとつ屋根の下、生徒と寝食を共にするという非日常体験は何にも代えがたいものだと思います。あれほど生徒と密にコミュニケーションを取り、生徒の成長を間近で見ることはなかなかできません。講師にとっても滅多にない経験だけに、とても楽しかったです。食事のときや休憩時間など、生徒と会話を交わす時間は楽しいひとときです。また、夏期合宿の授業は、別の校舎の生徒をお預かりするケースがほとんどです。私自身は、担当するクラスに自分が所属する校舎の生徒もいましたが、それでも大半は別の校舎に通う生徒です。普段は担当していない生徒たちにも、自分の授業を通して「わかる楽しさ」や「できる喜び」を味わってもらえるのは、本当に大きな喜びです。
私が授業をするときは「“わからない”にワクワクできるようになろう!」「×がつくことを喜べるようになろう!」という言葉を大切にしています。「わからない」が「わかる」に変わった瞬間、×が○に変わった瞬間に初めて学力は伸びるからです。ギリギリ届くか届かないかというレベルの問題に取り組むことで、物事に本気でトライすることの楽しさを知ってもらいたいという思いがあります。最初はこのようなモットーに疑念を抱いていた生徒もいたと思いますが、最終日には複数の生徒から「難しいことにトライすることがいかに楽しいか、よくわかりました!」という言葉をもらうことができ、とても大きなやりがいが得られました。これは塾講師としてのスピリットが燃える瞬間で、自分の伝えたいことが伝わったという充実感がありました。
合宿だからこそ得られるやりがい
生徒の成長を間近で見ることができる。これが夏期合宿で得られる1番のやりがいだと思います。小学5年生の夏期合宿は勉強中心。特に2日目は、食事・入浴の時間を除けば、朝から晩まで授業しかありません。最初は大変そうな表情をしていた生徒が、時間の経過と共に逞しくなっていくその姿には感動させられました。その成長に寄り添えるのは何よりの喜びです。わずか3泊4日で大きな成長が得られるのは合宿ならではのことではないでしょうか。
全力で授業に参加し、自分を高めようとひたむきに頑張ってくれた生徒たちには、感謝の念でいっぱいです。生徒たちに〈いま・ここ〉で全力を尽くすことの素晴らしさを味わってもらえた瞬間は、夏期合宿に参加して本当に良かったと心の底から思えました。夏期合宿から帰ってきた今でも、頭の中は合宿期間中の色々な場面の思い出で満たされています。そして、ホームシックならぬ「ホテルシック」のような少し寂しい気持ちも入り混じっている、今日この頃です(笑)
いかがでしたでしょうか? 早稲田アカデミーの夏期合宿は、通常の授業とは大きく異なるため大変なことも多くありますが、それ以上に合宿でしか得られない楽しいこと、やりがいがたくさんあります! 少しでも興味を持ってくださった方、ぜひいつか合宿でスタッフとしてご一緒できることを楽しみにしております!