2025.12.15
メタ認知の重要性:自分を客観的に把握してみよう!
皆さん、こんにちは!早稲田アカデミー人材開発部の米塚です。
少し前に「就活生必見!自己分析の方法を教えます!」という記事を書かせていただきましたが、就活が本格的に始まり実際に面接を経験して「自分のことを思ったように表現できない…」と悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか?
それはもしかすると「自分で思う強み」と「周りが思うあなたの強み」が一致していないことが原因かもしれません。大切なのは「魅力的に見せる」ことではなく、自分自身の価値観や性格を客観的に捉えることです。今回はその点についてお伝えしたいと思います。
自分で思っている「自分」と他者から見た「自分」
就活生の皆さんと話していると「自分で思う強み」と「他者から見える強み」が一致していないように思われることがあります。こうしたギャップがあるまま面接に行くと、言葉にリアリティが出ず、説得力が弱くなってしまうばかりか、自分でも何となくモヤモヤしてしまいます。
たとえば周りの友人などを見ていて、こんな人はいませんか?
•「自分ではリーダータイプだと捉えている」→実は周囲からは調整役として評価されている
•「自分ではコミュ力が高いと捉えている」→実は「聞き上手」の方が強みとして際立っている
•「自分では行動力や推進力があると捉えている」→実は「慎重にミスなく進める」ことが周りに感謝されている
メタ認知:「あなた自身」を客観的に把握する力
最近いろいろなところで目にする「メタ認知」。これは「自分を外側から客観的に観察できる力」のこと。自分を客観的に把握できることは、「言っていることと実際の行動」に“整合”がとれることにつながります。
自分を客観的に見るためにすぐにできることは、他者からのフィードバックをもらうことです。
•友人、ゼミ仲間、先輩
•大学のキャリアセンター
•就活コミュニティ
こうした「他者の目」を借りることで、自分では気づけない特徴が浮かび上がります。企業によっては適性検査のフィードバックを受けられるところもありますので、そういったものからも「客観的に見た自分」を知ることができますよ。
「自己認識 × 客観的認識」が一致したとき、本当の自分を伝えられる
就活の本質は、自分をよく見せることではありません。自分の姿を、できるだけ正確に相手に伝えること。そのためには「メタ認知」=客観的な視点が必要になります。
•自分で「慎重なタイプ」と思っている → 他人も「丁寧でミスが少ない人」と評価する
•自分で「聞き上手」と思う → 他人も「話しやすい」と言う
このように「認識の一致」があると、面接での言葉に自然な重みや深みが出てきますし、自分でも自信をもって自らをプレゼンできますよね。
このプロセスを丁寧にやることで、
•自己PRがブレなくなる
•嘘のない言葉で話せるようになる
•就職先のミスマッチを防ぎ、納得のいくキャリア選択ができる
という、長期的にも大きな効果があります。
就活を通して大切なことは、自分という存在を、正確に・丁寧に伝えることです。そのための武器が「メタ認知」。今日から少しずつ整えてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!